声優オーディションの自己PRで差をつける!!
今回は声優などのオーディションで他人と差をつける自己PRを紹介します!
オーディションで自己PRする場面は、書類と面接の2回あります。
この限られたスペースや時間で自分の魅力を伝えるにはどのような自己PRが
良いのか悩んでいる人も多いと思います。
この自己PRは、審査員との最初の接点でもあります。
自己PRの印象が良ければ審査員をグッと引き付けることが出来るかも知れません。
なので悩んで当然ですし、悩んで良い自己PRを書くべきなんです!
ありきたりの自己PRでは面接まで行かずに落とされてしまうかもしれません。
ではそんなとても重要な自己PRのコツと作り方について解説していきます!
声優オーディションの自己PR~チェックポイントは3つ~
書類の自己PR欄にもスペースに限りがありますし、面接でも時間にすると大体30秒~1分位が
多いようです。
この限られたスペースや短い時間で自分をアピールするのはとても難しいことです。
自己PRは正解というものが無いので難しいのですが、逆に言うと自分を自由にアピールする
ことができる場でもあり、PRの仕方次第では審査員の評価をグッと上げることが出来るのです。
まず審査員は書類や面接の自己PRでどんなところを見ているのでしょう。
調べてみると以下の3つのチェック項目が挙げられます。
現在のポテンシャル(能力)がどのくらいあるか
まず、あなたが現在持っているポテンシャルです。
声優としてどのくらいの能力を持っているのか。
その能力がそのオーディションで求める能力とある程度近いものかどうか。
その為、受けるオーディションや主催する事務所が「どういう能力を持っている人が
欲しいのか?」を事前に把握しておくことが大切となります。
事務所に所属する人や事務所の情報を調べて、出来る限り「事務所が欲しい人材像」を
確認してみてください。
現在声優として良いポテンシャルを持っていても、事務所が求める能力と大きく違う
場合は合格するのは難しいかもしれません。
人柄
「現在のポテンシャル(能力)がどのくらいあるか」でも触れた協調性やコミュニケーション
能力など「人柄」については特に重要です。
あなたが人を引き付ける魅力があるか、一緒に働きたいと思える人物か、などは声優に
限ったことではないですが、チームとして作品作りをする以上とても重要な要素となります。
オーディションでたくさんの応募者を見てきた審査員には、この辺りを見抜く力を
持っています。
「個」として活躍するイメージの強い声優ですが、作品作りは他の人との共同作業ですし、
ゆえに自己中心的な性格や、場を読めない人と一緒に仕事をしても、いい作品ができない
ばかりか、トラブルの原因となってしまいます。
芯が強いのと我が強いのとでは違います。
「人柄」も審査するうえで重要なチェックポイントになります。
将来性
オーディションまたは主催する事務所は、あなたの能力が今は未熟でも、今後指導や経験で
将来的に伸びそうな人材か、を見極めようとします。
将来性を感じられるかどうかは非常に重要な要素です。
将来性は自己PRに書かれたことや面接でのやりとりを通して判断されるかもしれません。
「声優に求められる能力とは・・・」で書いた能力の中で、自分が未熟な部分をきっちりと
把握し、今後それをどのようにそれを身につけてくのか自分なりにアピールできるように
しておきましょう。
その事を伝えるだけでも「現在の自分→将来の自分」に変わっていく姿を想像できるよう
になります。
また自分が将来どんな声優になりたいか、どんなことをやりたいかを伝えることも
有効です。
具体的な作品名、キャラクター(演じている声優)、あなたの得意キャラを伝えることも
印象に残りやすいです。
なりたい自分になる為に努力していることもアピールするようにしましょう。
声優オーディションの自己PRを作るコツ6選
審査員のチェックポイントについて説明しました。
この3つのポイントをおさえた上で自己PRを考えていきます。
全ての項目を短い自己PRに入れるのはできませんので、少なくともこのチェックポイントを
意識した内容の自己PRを作るようにしましょう。
特技・趣味
半端な特技や趣味であれば審査員の印象に残りません。
ただし、あなたの趣味がありふれたものであっても、「ここが他の人とは違うんです!」
というところを探しアピールしたり、趣味にひとひねりを加えてアピールするだけで
ありふれた趣味が印象に残りやすい趣味に変わります。
(例)読書・・・週3冊ペースで読むため、家には2,000冊以上の本がある・・・
散歩・・・ただ歩くだけではもったいないので、ごみを拾いながら歩き時間を効率的
に使っている
掃除・・・集中力を磨くための時間として1日3回他の事を考えず、心を「無」にして
取り組んでいる。
これらの趣味は読書なら「読解力」、散歩なら効率的に物事を考えられる「コミュニケーション
スキル」、掃除なら「精神力強化」の側面をそれぞれアピールできます。
性別や年齢などのギャップ
性別や年齢などのギャップを狙ってアピールする方法です。
(例)男性・・・料理 女性・・・筋トレ、若い・・・囲碁や将棋、大相撲観戦など
意外性を感じてもらえ、印象に残りやすくなります。
性格をアピール
性格をアピールすることは一般的ですが、その性格を表す具体例も一緒にアピールすることで
興味を引いてもらいやすくなります。
(例)粘り強い性格とその具体例
継続出来る性格とその具体例
この性格を通じて「精神面」など声優に求められる能力をアピールすることが出来ます。
行動編
経験している人が少ないことは格好のアピールの材料になります。
例えば以下のような経験です。
海外での生活や海外旅行が好きならそのインターナショナルな経験など
声優など芸能系のオーディションは、ライバルが多いため他の人との違いをアピールする
必要があります。
このような事でも他の人との差別化に使えますので、過去の経験を振りかえり、少しでも
人と違う経験をしたことがあればアピールできないか検討してみましょう。
強み
「声優に求められる能力とは・・・」のところで挙げた中で、あなたが一番高いと思う能力は
何でしょうか。
挙げた以外でも良いです。
それがあなたの「強み」になります。
強みを見つけたら、その強みは声優業界でどう活かせるのか、を考えてみましょう。
そして声優として自分が持っているこの強みは必ず貴社の力になることができる、と強調して
アピールします。
また具体的にその強みの根拠となるエピソードがあれば伝えるようにしましょう。
努力と実績
これまで自分が声優を目指す為にどんな努力をしてきたかを具体的に説明しましょう。
また声優に繋がるアルバイトなどの実績や参加した作品があればこれもアピールしましょう。
声優としてだけでなく、これまで苦労したことや頑張ってきたこと、人と違う過去・経験が
あれば興味を引きやすいです。
また何らかの活動を通じて、すでにファンを獲得しているならその事や具体的な人数なども
「実績」としてアピールすることが出来ます。
気をてらった内容もありますが、審査員がチェックする3つの項目を踏まえた上で、自己PRを
作るコツ6選の中から自分が一番得意なことや伝えたいことを簡潔にアピールするように上手く
まとめ上げて下さい。
声優オーディションの自己PRを効果的にアピールには?
これまで書いてきた内容を考慮して、考えて考え抜いた自己PRが完成したとしましょう。
審査員に披露して評価されるまでもう一息です。
最後にこれから書くポイントを外してしまうと、せっかくの自己PRが台無しになってしまう
かもしれません。
本番では以下のポイントに気をつけて臨むようにしましょう。
面接での自己PRは表情・立ち振る舞い・雰囲気にも気をつける!
面接で自己PRを伝える時、表情や雰囲気で審査員の印象を良くすることが出来ます。
逆に言うとせっかくいい自己PRを書いたのに、表情や雰囲気が悪いと相手の印象も悪くなり
もったいないです。
面接時に自己PRする場合は、その表情や口調、立ち振る舞いにも気をつけるようにしましょう。
その為には何度もリハーサルしてから本番に臨まなければなりません。
いろいろな人に自己PRを聞いてもらう
自己PRは出来る限り複数の人に聞いてもらい、内容のほか声質や口調、表情、立ち振る舞い
についてアドバイスをもらうようにしましょう。
自分の声を客観的に知るためにはとても大切なことです。
当たり前ですが、声優で一番の売りは「声」になるので、自分の声質を理解しその声質に
あったキャラクターをアピールすることがとても大切です。
その際に他の人から具体的に「○○の作品の○○の役柄の声に似ている」などのアドバイスが
あれば、自分が目指すべき声優像を見つけやすくなります。
意外と自分の声はそのまま聞いているのと人が聞いた声とは違います。
自分の声が人にどう聞こえているかを知るにはボイスレコーダーで録音して聞いてみる
と自分で確認できます。
どんな練習をするときにもボイスレコーダーを使うと客観的に自分の声を把握することが
出来ます。
自己PRで一番アピールしたいポイントは最初に伝える
アピールの中で大事なポイントは自己PRの最初に持ってくるのが良いです。
そのほうが興味を引きやすく、そのあとの話も聞いてもらいやすくなります。
言いたいこと、伝えたいことが後になると、聞いてもらう前に打ち切られるかもしれません。
声優オーディションの自己PRで注意すべきこと
この記事で伝えたいことはほぼ書き終わりました。
最後にいくつか質問がありましたのでベターな回答を書いて置きます。
質問1 書類と面接。自己PRは同じで良いの?
基本同じで大丈夫です。
同じオーディションなら書類と面接で自己PRが違いすぎても審査側も戸惑ってしまいます。
ただし注意点として自己PRの中でも最もアピールしたいポイントはしっかり決めておきましょう。
そしてその部分は書類、面接どちらともきっちり伝えるようにしましょう。
質問2 自己PRでしてはいけないことは?
歌を歌うだけ、踊りを踊るだけで自己PRを終わらせてしまうこと。
これだけではせっかくの自己PRの時間がもったいないです。
上述した審査員のチェックポイントやオーディションのコツを上手くまとめて伝える方が
印象に残りやすくなると思います。
ただし歌や踊りに特段の技量があれば別ですが・・・
まとめ
いかがだったでしょうか。
「審査員のチェックポイント」を理解したうえで、今回書いた自己PRを作るときのコツを
一つ一つ洗い出し、重要だと思う部分や絶対伝えたいことを自己PRの最初にぶつける
ようにする。
一度作ってしまうと何度も使う事ができる自己PR文。
だからこそじっくり時間をかけてゆっくり整理してみて下さい。
最初の「自分の売り込み」ともいえる自己PRの場。
この自分を売り込むという姿勢は、事務所に所属できた後も続けていかなければなりません。
常に自分をアピールしていないと仕事やオーディションの案件を振ってもらえません。
自己PRで自分をアピールするのと同じように、これからもどんどん積極的に自分を売り込む
姿勢をカタチで示していきましょう。
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